職歴1年、第二新卒女の転職活動記

大卒後、わずか1年で退職。資格なし、英語スキルなし、無謀すぎる転職活動が幕を開ける。

中小零細の法令遵守意識〜頑張ってる会社もある〜

かっこいいタイトルですね。


私が最初に就職したのは、小さな同族オーナー企業でした。

よく世間でやめとけって言われるやつです。

バカ学生だったので、どうしてやめておいた方が良かったのか分からなかった。

誓約書を書いてもらう時、父親や祖父には、あまりお勧めしないけど…と諌められました。

まさに、その通りでした。

やめといた方が良かった。

社会人生活の長いおじさんの言うことには、耳を傾けてみるべきだったのです。

そこには法律を守ろうという意識なんか、微塵もありませんでした。



だから、もう似たような形態の会社には入らない、と決めて転職活動しました。

しかし、似たような企業規模、事業内容で条件のいい会社を発見。

どんな会社か見てみたくて応募して、面接してもらいました。


社長直々の面接です。

前職と違って、活き活きとした話し方をする若く快活な社長さんです。


社長は正直でした。

賃金のこと、残業のこと。

それについての考え方。

良いことばかりでなく、ありのままの労働条件をお話してもらいました。


またその会社には、小さいながらきちんと育休・産休制度があり、社員を送り出し、そして再び迎える気持ちがあるようでした。

そして、社員もその気持ちに応えようとしているようでした。


前職からは、全くもって考えられないことでした。

神なの?????と思いました。


こんな正直な、社員を想う会社があるんだ、と知って衝撃でした。


色々なタイミングが重なり、そこで働く事は出来ませんでしたが、そういう会社が世の中に存在すると知っただけで気持ちが明るくなりました。


父は、会社選びは規模じゃない、と言っていました。

確かに。

規模では何も測れないと分かりました。

会社は冷たくて酷い所だと思っていたけれど。

人として大切にしてくれる会社は確かに存在するのです。